アクセサリーを1つ身につけただけで、とてもおしゃれ度がアップしますね。特にピアスをつけると顔に華やかさが増し、明るい印象になります。
可愛らしくてキュートなデザインのものや、大人の女性に似合うものまで様々ですが、使用するだけでは今の輝きを保つことはできません。きちんとお手入れをしておけば、お気に入りのピアスを綺麗に長持ちさせることができるんですよ!
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1.使ったピアス、意外と汚れています!

ピアスを使用したあと、きちんとお手入れしていますか?見た目は変わりないし汚れてもいないから大丈夫だと考えていたら大間違いです!変色したりピカピカ感がなくなってきてから、あれ?と思い拭いたり洗ったりしているかもしれませんが、逆に毎回お手入れしておけば変色などは防ぐことができるんです!
汚れの原因として上げられるのは…大きく分けて3つあります。
- 人の皮脂や汗
- 化粧品など
- その他
どれも納得いくものばかりですね。「これは仕方ないかなぁ」、とあきらめていませんか?
耳につけるだけで皮脂や汗はつきますし、メイクをしていたらピアスにもファンデーションやチークなどがつくのも仕方ないことです。外に出れば、誇りや砂、タバコの煙、排気ガス、衣類の繊維などど、言い出したらきりがないほど様々なものにさらされています。そう考えると汚れてしまうのは当たり前のことですね。
だからと言って、このままにしておくと後で後悔することになってしまいますよ…
2.汚れをそのままは❌正しい洗浄方法でお手入れを!

下着や衣類は毎日着替えてお風呂にも入るのに、ピアスは洗わないというのはどうでしょうか?放置しておけば、これらが原因となって素材によってはサビ、変色、劣化を起こしてしまいます。ピアス本体だけでなく、肌にトラブルをおこす可能性も!
ただ洗うだけでなく、正しいピアスの洗浄方法をご紹介します。
◾メッキ(金・銀)
- 中性洗剤をぬるま湯で薄めその中で擦り洗いし、洗剤が残らないように水ですすぎます。
- 柔らかい布などで水気を拭き取りします。※水気を拭き取りする布は、タオルやティッシュは×です!引っ掛かって壊れたり、傷をつけてしまいます。
◾アクリル樹脂製品
- 石鹸を泡立てて軽く擦り、ぬるま湯で流すと汚れが落ちます。
- 水気はしっかりと拭き取ります。※エタノールを使用して拭き取りすると変色の原因になります!絶対に使用しないでくださいね。
◾ステンレスやチタン
濃度70~80%に薄めたエタノールで汚れを拭き取ります。
◾銀
混ざり物のない純粋な銀には、市販している液体状のシルバークリーナーがおすすめです。
※基本的に使用したら必ず洗浄する!汚れはすぐに拭き取るか、ひどければ上記のように中性洗剤や石鹸などで汚れを落とし、きれいに洗い流すだけです。泡や石鹸が残っていると変色やサビなどの原因になってしまうのですすぎはしっかりと!水気も残らないように気をつけてくださいね。
3.ピアスホールも清潔に!
ピアス本体だけでなく、ピアスホールのお手入れもお忘れなく!
おすすめなのは入浴時です。洗顔の時に耳たぶを洗い、優しくピアスホールも洗ってあげるだけ。石鹸を泡立てて優しく優しくこすってください。最後は石鹸が残らないように、シャワーでしっかり流してタオルでふき、綿棒を使って水気を拭き取るだけ。しっかりと乾かすのが重要です。できれば1日1回消毒も!
ピアスホールを洗わずにそのままにしておくと、結構匂いの元になってしまうんですよね。夏は汗もかなりかきます。そのままにしておくと、汚れと共に汗がアレルギーを引き起こすきっかけになってしまうかもしれません。
4.こんな症状ありませんか?

「アクセサリーをつけていたらかゆくなった」なんてことを聞いたことがありませんか?もしかするとそれは金属によるアレルギーかも。実はそのうち8割に当たる人がピアス使用によるものなんです。ピアスは皮膚に当たるだけでなく、真皮にもふれるため特にアレルギー反応が起こりやすくなります。
ピアスを安心して使用するためにも、その仕組みをよく理解しておかなければいけませんね。
◾症状
こんな症状が出たら疑ったほうがいいかも!
- 赤くなる
- かゆみがある
- 赤いポツポツとした湿疹が出ている
- 熱を持っている
- 痛みがある
◾原因
汗などにより溶け出した金属がイオン化して体内に入り込み、タンパク質に出合うと新しいタンパク質となり異物として認識されてしまいます。すると体内には抗体が作られ、次に同じ金属が肌に触れると拒絶反応を起こします。ついには体内でこの異物を出すために闘いがおこり、皮膚表面にはかぶれや炎症といったように現れるのです。
怖いのが、金属アレルギーは治せないこと!これ以上ひどくならないように、気をつけることくらいしかできません。
それに個人によって差があり、どれがきっかけになっているのかは、はっきりと分からないのです。さらにすぐに症状が出る人、ある日いきなり突然にアレルギーを発症する人と全く予想がつかないのです。今は何ともないし自分には無縁の話、と思って安心しないでくださいね。これこそ人それぞれ許容量も違います。花粉症と同じで、許容量を超えてしまうと「今まで何ともなかったのに」、といったことになるかもしれませんよ。
◾アレルギーが出た時の対策法
もしかしてアレルギーかな?と感じたときは…
- 身につけているピアス(金属)を外す!
そのままつけておくと症状は悪化するばかり、ほおっておいて良くなることは絶対にありません。必ずすぐに外してくださいね。 - 以前、アレルギーが出た時につけていた金属は避ける!
新しいピアスを購入したり選ぶ時には、症状が出た時と同じ金属のものは選ばないようにします。
◾アレルギーをおこしやすい金属
これらは汗などで溶け出しやすい金属、注意が必要です!
- ニッケル
- パラジウム
- コバルト
- すず
- クロム
- 亜鉛
- 鉄
- 銅など
※特にニッケルは安価なピアスやネックレスによく使われています。メッキが剥げると直接肌に触れるため、アレルギーを起こす確率もかなり高くなってしまいます。お手頃だからとあまり安くで手に入れることができる物は、選ばないほうが良いかもしれませんね。プチプラにはニッケルが含まれているので、注意してください。ビューラーなどでもアレルギーを引き起こすこともあるんですよ!
◾おこしにくい金属
- チタン
- ステンレス
- 金、銀
- プラチナ
※特徴はイオン化が低い、水に溶け出しにくい、さびにくいなどの素材です。
金、銀は純粋なものだとアレルギーはなかなかおこりにくいのですが、気をつけなければいけないのが、他の金属を混ぜた合金やメッキです。プラチナにも、パラジウムを混ぜて使われていることが多いので、必ず確認したほうが良いですね。
心配なら皮膚科でパッチテストを行ってみるのもおすすめします。
5、まとめ
ピアスを使ったあとのお手入れは、長持ちさせるためだけではなく、ピアスを清潔に保ち安心して次に使用するためには欠かせないことです。毎日使うものならなおさらのことですね。
汚れや細菌がついたまま使用すると肌にも悪い影響をまねき、思わぬ症状を引き起こすことがあることを知っておかなければなりません。そうならない為にも正しい洗浄方法を行い、日頃から清潔に保管するようにしてくださいね。ピアスホールも清潔にすることをお忘れなく!
そしてデザイン、素材、色をよく見きわめて、自分に一番似合うピアスを見つけてください。