妊婦さんなら誰でも経験するものにお腹の張りがあります。お腹がかたくなりパンパンになる状態です。全ての張りが危険な張りではありません。
でも初めての妊婦さんには大丈夫なのか判断が難しいし、不安になってしまいますよね?
私も何度もお腹の張りを経験しました。今回は私の体験と合わせてお腹の張りについて書いていきます。
妊娠中のお腹の張りは何が原因?

お腹の張り=子宮が収縮している状態です。 下腹のあたりがキューーッとなってお腹がボールの様に固くパンパンになります。
どんな時に張るかというと…原因も様々で、下記のような時があります。
- 長時間歩きっぱなし、立ちっぱなしだった時
- ずっと座りっぱなしや同じ姿勢の時
- 運動した時
- 性行為をした時
- 疲れやストレスがある時
また私は家事をしている時や車等の乗り物に乗っている時も張ってました。なるべく無理せず疲れを溜めずに休憩しながら何でもしましょう。
また危険な張りとして「流産・早産」のサインの時があります。 横になって休んでもおさまらない、痛みが頻繁にある、痛みが強くなる時は病院に行きましょう。
「これぐらいは大丈夫」の自己判断は危険です。 私は大丈夫と思っていて病院に行った時には切迫早産でした。 絶対安静の入院生活でお風呂もダメ、座ることも基本ダメ、四六時中張りどめの点滴を打た れベッドに横になってました。 自己判断は本当にやめて下さいね。
妊娠時期ごとの張り

妊娠初期の張り
初期の張り(0~15w) この時期に張りを感じる人はあまりいないようですが、子宮が大きくなり始める為に痛みや張りを感じる人もいます。
少し横になり休んでみて張りがおさまれば心配はいりません。張りと共に痛みや出血があれば流産の可能性があるので病院に行かれて下さい。
妊娠中期の張り
中期の張り(16~27w) 安定期に入り、色々出かける事も増えると思います。ショッピングにレジャー等、長時間歩くのはお腹の張りの原因になります。
上手に休憩したりしながら楽しんで下さいね。張りがある時は無理せず横になって休んで下さい。張りと痛みがおさまらない、出血が少量でもあれば病院へ。
妊娠後期の張り
後期の張り(28w~) 胎児と共に子宮も大きくなり、だんだんお腹も張りやすくなります。お腹の張りが1日に何度もあったり、休んでもおさまらない、痛みが強い時はすぐに病院へ行きましょう。
「切迫早産」「常位胎盤早期剥離」の可能性があります。 私はこの頃に切迫早産に。お腹の張りが 1 日に何度もあり歩けばすぐ張り痛みで動けない 状態でした。 ちょっとでも、おかしいな?と思ったら病院に行く事をおすすめします。
対処と受診の目安

お腹が張った時にまずできることは、安静にする事、横になって休む事です。外でお腹が張った時は座って様子をみて下さい。しばらく様子をみて、おさまれば問題ありません。
問題がある張りは、 下記の4つです。
- 1 日に何度も張る(10 回以上) ・張りの間隔が短い。
- 動く事が出来ない痛みがある。
- 横になって安静にしていても張る。
- 出血がある(茶色や黒っぽいおりものも出血になります)
切迫早産・流産・胎盤剝離の可能性があるので早めに受診して下さい。頻繁にお腹が張ったりする時は受診した時に伝えて下さいね。 張り止めの薬が処方されます。
37w以降で1時間に3回以上張る場合も要注意です。 陣痛である可能性が高いです。
判断するためには横になり安静にして 1 時間に何回張り、痛みがあるかを計って下さい。定期的にくる様であれば陣痛ですので病院に連絡して病院に行きましょう。
まとめ
お腹の張りについて少しはご理解頂けましたか?
基本妊婦さんは、妊娠前の生活を送ることは難しいです。同じ様にしているとお腹が張ったりします。
張ったらすぐ休む、疲れた時も休む、外出先でも疲れてきたら休憩する…が大切です。ゆっくりのんびり、楽しんで毎日過ごしていけると良いですね。
また、妊婦健診の時にお腹の張りも聞かれたりするので不安な事は聞いて伝えて下さいね。